1/700 Pit Road Kit
旧日本海軍 軽巡洋艦・球磨型 重雷装艦 北上 |
参照
グランプリ出版 軍艦メカニズム図鑑 日本の巡洋艦
モデルアート 艦船模型スペシャルNO.13 5500トン軽巡と水雷戦隊
モデルアート 日本海軍艦艇図面集 巡洋艦 |
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2005年7月5日開始 |
今回はエッチングパーツを使わず、キット・プラ板・プラ棒・真鍮線・真鍮パイプ・銅線・リニューアルパーツ・艦船装備セットを使って、箱絵のようなダイオラマ作品を仕上げてみたいと思います
艦底板
- そり止めの為に、プラ棒を艦底板に貼り付ける
- ダイオラマベースにビスで固定するためナットを埋め込む(プラ板・プラ角棒で)
ベルマウス
- アンカーセレスをパテ埋めし、プラ棒の中心をくり抜いて輪切りにしたもの(ベルマウス)を接着
- 艦首に菊花紋章の取付
- ファリーダーをプラ板を加工し、取付
- 舷窓をピンバイスで深く掘り直す
フェアリーダーいつもはエッチング使うんですが、自作するとなると大変です(中々思うようにはいきません)
舷外電路
- 資料を参考にして、0.3oのプラ棒で舷外電路を再現する
- 係船桁を真鍮線で再現し、プラ棒で基部を作る
リノリウム甲板
- 艦首のリノリウム甲板部分をPTカラーのリノリウム色で塗装
- 艦尾のリノリウム甲板部分を同じく塗装
- ハッチや通風筒などを船体色(クレオス32番艦船色)で筆塗り塗装
- 艦尾のフェアリーダー3ヶ所をプラ板を加工し取付
船体塗装
- リノリウム甲板部分をマスキンゲテープとマスキングゾルでマスキング後、船体色(クレオス32番艦船色)で塗装
- 艦首の菊花紋章をゴールドで塗装
2・3番煙突
- 煙突を組立後、雨除け格子部分をリューターとピンバイスで抜く
- 蒸気捨管のモールドをカットし、真鍮線で作り直し
- 資料にはドアがあるようなので、プラ板で両側に3ヶ所づつ取付
1番煙突
- 1番煙突を組立後、雨除け格子部分をリューターとピンバイスで刳り貫く
- 蒸気捨管のモールドを削り落とし、真鍮線で新たに作り変える
- 四連装魚雷発射管(シールドなし)を10基取り付ける
25o連装機銃@
- 25o連装機銃の砲身を真鍮線に変更する
- 弾薬包筐をプラ角棒をカットして取り付ける
- 25o連装機銃の弾倉・座席の取り付け(プラ板加工)
- 煙突・四連装魚雷発射管を船体色で塗装
25o連装機銃A
- 25o連装機銃の銃身先に瞬間接着剤でダマを作り、先が広がっているようにする
- 機銃を塗装
後部上構
- 後部上構を組立、塗装後取り付け
- 短艇甲板の格納架台のモールドが厚すぎるので平ノミで削る
艦橋@
- ジャッキステーのモールドを削り落とし、新に伸ばしランナーでジャッキステーを再現する
- 窓枠のモールドを切り落とし、真鍮線を等間隔につけ窓枠を再現する
- 手摺部分のキャンバスをプラペーパーで工作する
艦橋A
- 絡車(リール)の両側をペーパーで薄く削り、船体に接着し、基部をプラ板を台形にカットし取り付ける
- 九〇式無線電話空中線の取り付け
- 艦橋を船体色で塗装後、船体に接着
- キャンバス部分をPT社の甲板色に白を少し加え塗装
外板継ぎ目
マスキングテープを張りサーフェイサーを吹き付ける方法が最近では一般的ですが、船体塗装を済ませていたので面倒ですがこちらの方法にしました
海面ベース
- 木製模型展示台に目止め(ウォールナット色)を塗り、乾燥後400番のサンドペーパーでサンディング後、家具用補修スプレー(ウォールナット色)を吹付け塗装します
- 木製展示台に北上の型を取る
- モデリングペーストを重ね塗りし、海面部分を作る
- 海面の色を作ります(フタロシアニンブルーとフタログリーンイエローシェードを混ぜて)混色した色にジェルメディウムを加え均等に塗ります。
- ヘビージェルメディウムを塗っては乾かしの繰り返しで波頭を作る
海面ベースA
- チタニウムホワイトで波頭を筆塗り
- 乾燥後、チタニウムホワイトを全体にドライブラシする
- 後部上構に11m内火艇・9m内火艇・9mタッカーを配置取り付け
- 短艇甲板に木材やロープを取り付け
零式水上偵察機
- リニューアルパーツの零式水上偵察機を組立てる
- キャノピー部分をカットしエッチングメッシュでキャノピーを作る
- 透明プラ板をポンチで丸くくり抜き、プロペラが回っているようにする
- スピナーは溶きパテを盛って再現する
ボートダビット
- 真鍮線を曲げボートダビットを作り、後部上構に取り付ける
- 内火艇を固定するワイヤーを銅線で再現する
- 真鍮線で内火艇の旗竿を作り、プラ棒をピンバイスで穴を開け、輪切りしたものを救命浮輪として旗竿に取り付ける
後部マスト
- 後部マストを真鍮線で作りかえる
- ループアンテナを真鍮線を加工して取り付ける
前部マスト
- 主砲観測所の窓枠モールドを削り取り、プラ板で窓枠を再現する
- 同じように射撃指揮所の窓枠モールドを削り、プラ板で再現する
- マストの支柱を真鍮線に変える
- マスト上部も真鍮線で作り変え、取り付ける
15p単装砲
- 15p単装砲を組み立てる
- キットの砲身をカットし、ピンバイスで穴を開け、0.5oの真鍮パイプを砲身として取り付ける
張り線@
- 船体をタミヤの回転塗装台に両面テープで固定し、張り線作業の準備をする
- 鮎釣り用のメタル釣糸で前部マストに張り線し、塗装する
- 真鍮線で旗竿を艦首に取り付ける
- 旗竿から前部マストさらに後部マストにストッキングの糸で張り線をする
張り線A
- 張り線作業中に突然前部マストが破損した為、前部マストを作り変える(真鍮線同士接着を瞬間接着剤を止め、半田付けにする)
- 後部マストに90センチ探照灯の取り付け(今回はネイビーヤード誌の探照灯の作り方を参考にした)
- WLシリーズのリニューアルパーツ部品NO.W3(90センチ探照灯)のレンズ面をリューターで削りくぼみを付ける
- そのくぼみをシルバーで塗装する
- 塗料が乾燥後、その上にゼリー状の瞬間接着剤を盛り付けて乾燥させ、その上にさらさらの瞬間接着剤を上塗りする
- レンズ面が完成後、マスキングゾルでマスクし、船体色で塗装
完成です
2005年09月20日
完成です
- 前部甲板に9mタッカーを取り付け、真鍮線を加工したボートダビットを取り付ける
- アンカーの取り付け
- エナメル塗料のジャーマングレーとブラックの混色をシンナーで薄めウォッシング後、ブラウンで錆を表現する
- メタリックグレーでドライブラシをする
- 最後に艶消しクリアーでトップコートする
2005年7月5日に製作を開始し、約2ヶ月半かかりました。
今年(2005年)の完成7作目です