旧ソ連海軍ウダロイ級駆逐艦 アドミラル・ザハロフ
軍艦大好きさんの作品集
Gallery 4 2006
海上自衛隊 護衛艦 DE-229 あぶくま DE-230 じんつう
<実艦について>
あぶくま型護衛艦は海上自衛隊の沿岸用護衛艦(DEタイプ)の最新鋭艦であり、1986年度計画でネームシップの「DE-229あぶくま」と2番艦「DE-230じんつう」が計画されました。
「あぶくま」は三井造船玉野事業所で、「じんつう」は日立造船舞鶴工場でそれぞれ建造され、「あぶくま」は1989年、「じんつう」は1990年に竣工しました。
基準排水量2,000t、全長109m、速力27ノットの艦で、武装はハープーン対艦ミサイルSSM4連装発射筒2基、20mmCIWS1基、76mm単装砲1基、アスロックSUM8連装発射機1基、3連想短魚雷発射管2基を装備しています。
<キットについて>
組み立ては複雑な場所が多くあり、容易ではありません。上部構造物は1辺ずつ組み上げる方式なため、歪みやズレが出易いので注意が必要です。部品は繊細で小さいものが多く、組み立てに結構苦労してしまいました。
作例ではホイップアンテナを0.3mm真鍮線に変えた以外は素組みです。甲板の戦闘通路白線は、作例では筋彫りによる表現ですが、キットにはデカールが付属しているので比較的容易に表現できると思います。
塗装指示では上部構造物はすべて船体色ですが、実際は水平面は甲板色のようです。私は塗り直しをする羽目となってしまいました。
マストはトラス構造が抜けているのでいい感じなのですが、バリを取るのが難しく、やはりエッチングパーツが良いと思います。
<実艦について>
1921年12月に浦賀船渠で起工しましたが、建造中に関東大震災を受け、1925年5月にようやく竣工しました。
1930年の大演習中、僚艦「北上」と衝突事故を起こしてしまい、艦首を損傷してしまいました。復旧工事では、艦首をスプーンバウから凌波性の向上を狙ってダブルカーブドバウに変更しています。この艦首形状は、旧日本海軍艦艇独特の形状で、重巡や駆逐艦の特型以降ではお馴染みのものです。この艦首形状は長良型6隻中本艦のみの形状となり、良い識別点となりました。1932年にはカタパルト設置、その後、開戦までに61p酸素魚雷を搭載できる改装を行っています。
開戦時には第一水雷戦隊旗艦の勤め、南雲機動部隊の直衛として活躍しました。その後、第5艦隊に編入され北洋の作戦で活躍、1944年のレイテ沖海戦において米軍機の爆撃を受けて最後を迎えています。
旧日本海軍 軽巡洋艦 阿武隈
<キットについて>
「阿武隈」は艦首形状が他の長良型と違うため、キット化されていません。したがって、タミヤの「名取」を使い、改造しています。「名取」は航空作業甲板の張り出しが「阿武隈」と同じ左舷なので、この部分は共通して使用できます。その他の長良型は右舷に張り出しがあります。艦橋部分はほぼスクラッチ状態です。艦船模型スペシャルbRの水野画伯の表紙をモチーフに雰囲気重視で製作しました。「阿武隈」の改装後の形状は、長良型の後に建造された川内型に近い形状です。長良型から川内型への移行を思わせる中途半端な艦容なので、中々面白いと個人的に思っています。
改造の主なポイントは前途した艦橋部分の改装と前部魚雷発射管のあるウェルデッキをふさぐ作業、後部甲板の機雷運搬軌道の撤去と整形です。私的には上部構造物を残して艦尾形状を整形するのがもっとも大変でした。作例ではあまり華麗に製作できていません。(T_T)
製作は僚艦のタミヤ製長良型の雰囲気を保つことに重点を置きました。何とか完成した「阿武隈」、南雲機動部隊を再現したいです。!(^^)!

<キットについて>
1/700戦艦「富士」のプラキットは、シールズモデル(SM)のフォーサイトから発売されています。小国の日本が大国のロシアに完勝した日本海海戦において、主力の第一戦隊3番艦として活躍した戦艦です。
SMは日本海海戦時に活躍した艦艇をラインナップしており、モールドは詳細ですばらしいです。ただ、船体が左右分割式なので、甲板との合わせに苦労するなど、組み立てはどちらかといえば難しいと思います。また、仮組みをまめに行わないとパーツ同士が干渉する場合があります。
でも、構造が複雑な明治時代の艦艇ということもあって存在感があり、苦労して建造すれば完成時の喜びも大きいと思います。

旧日本海軍 戦艦 富士
<作例について>
マウントレットのパーツはキットに付属されていますが、説明書には装着指示がありません。よって、BOXアートを参考に推定して取り付けています。この推定部分はkansen太郎氏の作例の手摺り部分を参考とさせてもらいました。(^^ゞ
作例はほぼ素組みですが、以下の追加工作を行っています。
・前部艦橋下の補強材は、伸ばしランナーにて雰囲気重視で再現しました。
・煙突のモールドはすべて削ったほうが良かったのですが、先に完成させて「三笠」に合わせて1番上と上から4番目を残し削りました。説明書にも日本海海戦当時にはモールドが無い可能性があることが記してあります。

船体は、我が造船所では戦艦に佐世保工廠グレーを使用していますが、大きさから呉工廠グレーとしました。木甲板はGSIクレオスのタン色にタミヤのエナメルカラーのブラウンで変化を付けました。

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<実艦について>
ウダロイ級駆逐艦は巡洋艦並の8,000t(満水排水量)の船体を有し、旧ソビエト海軍が対潜重視の強武装艦として10隻を建造しています。アドミラル・ザハロフはその4番艦となります。ザハロフは船内火災により廃艦となったようです。
<キットについて>
ピットロード社の初期開発キット群に属し、しばらく絶版だったのですが、スカイウェーブMシリーズ06のまま2004年に再販されました。ウダロイ級の特徴を良くつかんだキットと評されています。でも、部品の分割が複雑で、マストなどは製作に苦労しますし、反対に船体と一体整形された煙突部分周辺などは筆が届き難い部分があって塗装に苦労します。しかし、完成されれば強武装でカッコイイ「アドミラル・ザハロフ」が出来上がります。

<作例について>
キットの説明書どおりに作りました。ほぼ素組です。
手持ちの資料は皆無と言ってよいほどで、唯一、モデルアート(MA)誌2004年3月号のみが貴重な情報源でした。私が旧ソビエト艦を建造したいと思った直接の動機は甲板の派手な色彩があったからで、僚艦「ウダロイ」との色彩の違いを楽しみたいと思ったのです。
いつもながら素組ですが、MA誌2004年3月号に準拠してマストのトラス構造を追加、また、キットの説明書に準拠して艦尾飛行甲板の支柱を追加工作しました。
海上自衛隊 護衛艦  DD-113 やまぐも
<実艦について>
やまぐも型護衛艦は海上自衛隊の「くも」クラス護衛艦といわれた対潜装備が充実している護衛艦で、一部では(DDK、対潜護衛艦)と分類することもあります。
準同型艦を含めると9隻が建造され、それぞれ、前期型のやまぐも型、中期型のみねぐも型、後期型のあおぐも型に細分されます。「やまぐも」は前期型のネームシップで1966年1月29日に三井造船玉野事業所で竣工しました。長らく、我が国の国防任務に従事していましたが、近年に退役しています。

<キットについて>
それほど難しい組み立てはありません。艦首にヒケがみられるので、パテ埋め作業が必要なのと、艦尾が準同型艦に対応して別バーツなので、接合部分のパテ埋めを行えば、基本工作は終了です。
今回は前部主マスト上部をエッチングに交換しています。あと、マストのトラスは前後に再現されていないのでプラ棒にて再現しました。また、ホイップアンテナを0.3o径の真鍮線で再現していますが、そのほかは素組みです。甲板部のほとんどの戦闘通路白線はキットの凸モールドを削り、凹モールド(すじ彫り)に変更して再現しましたが、上甲板の一部は凸モールドのままで塗装しています。
旧日本海軍 駆逐艦 秋月1943・照月1942

<実艦について>

 秋月は秋月型1番艦として1942年6月11日に舞鶴工廠で竣工しました。ガ島輸送に従事した後、第10戦隊第61駆逐隊に編入されます。1943年1月には第10戦隊の旗艦となりますが、敵潜水艦の雷撃で損傷して戦線離脱。損傷修理のため、佐世保へ帰港します。帰港中に艦のキールが折れて艦首部分と船体部分を切断してしまいました。11月には修理が完了し空母「千歳」、「翔鶴」の護衛します。1944年6月にはマリアナ沖海戦に参加、10月にはレイテ沖海戦に参加し空母「瑞鶴」の直衛として活躍しましたが、10月25日に敵潜水艦の雷撃を受け、沈没しました。
照月は秋月型2番艦として、1942年8月31日に三菱長崎造船所で竣工しました。同年10月には第61駆逐隊に編入され、南太平洋海戦に参加し、空母「瑞鳳」の警戒艦として活躍します。11月には第三次ソロモン海戦に参加し、戦艦「比叡」や「霧島」の乗員救助を行いました。その後、第10戦隊旗艦となりますが、翌月の12月には旗艦が新鋭軽巡の「阿賀野」に移ります。そして、ガ島輸送警戒艦の任務に従事中の12月12日、ガ島沖にて敵魚雷艇と交戦。被雷により航行不能となり自沈しました。

<キットについて>

 1/700秋月型のインジェクションキットは、ウォーターラインシリーズ(WL)のアオシマ、スカイウェーブシリーズ(SW)のピットロードおよびシーウェーイモデル(SWM)のフジミから発売されています。WLキットは現在のリニューアル作業の初期作品となり、フジミ製品がシリーズより欠落した穴埋めとして開発されました。約10年前となる発売当時の感覚ではシャープなキットでした。現在では、モールド不足が目に付くキットです。また、付属の小型艦艇用艤装パーツセット内に本来使用するべきものが不足していることから、短艇や探照灯などに誤りが見受けられます。WLでは秋月型が6隻発売されており、このほかに限定版として2隻が発売されたことがありました。6隻は3回の発売(1回につき2隻)によってラインナップしました。「秋月」と「照月」はこの3回の発売中、初回発売の2隻となり、両方とも竣工時の姿を現しています。

<作例について>

−秋月(1943)の作例について−
「秋月」のキットは竣工時仕様ですが、これを第1回目の対空機銃増備仕様(1943年初頭)で建造しました。以下の追加工作を行っています。
0.25o×0.5oプラ棒により、舷外消磁電路を再現しています。
・煙突脇の増設機銃座は、他キット(初月または涼月)より調達しています。この機銃座には三連装機銃を装備します
・煙突後部の既存の機銃座には連装機銃を装備します。

・機銃類はPTの武装パーツを使用。

0.2o真鍮線により、甲板のリノリウム押さえ金具を再現しています。
・艦橋頂部の94式高射指揮装置はリニューアルパーツを使い、下部を削除して使用しています。
・後部の高射指揮装置は測距儀がなかったようなので、両脇のものを削り落としています。

・艦尾の爆雷投射機と装填台はピットロード(PT)の武装パーツに置き換えています。

・船体側面の窓を0.6o径ピンバイスにて再現しています。

・探照灯は90pのものが正解です。WLの大型艦艇用武装パーツより調達します。

・短艇類も9mカッターと内火艇が正解ですので、WLの大型艦艇用武装パーツより調達します。

・主砲塔は砲身間のフレームが不足しているので、プラ棒にて再現。砲塔側面の窓も再現しました。また、砲身はちょっと実艦と違いすぎるので、0.5oプラ棒に変更しました。
・艦尾の両舷にプラ棒にて爆雷を再現しました。
・艦尾形状はプラ板とパテにて末広がりに修正しています。

・船体中央部の機銃台下部の方位測定室が再現されていないため、プラ棒にて再現。探照灯下部の後部操舵室も円柱ではなく四角柱なので、プラ板で形状変更しています。

・前マストは0.4oプラ棒を追加し、実艦に近づけました。

・船体や上部構造物は、我が造船所の駆逐艦色である舞鶴工廠グレーを使用せず、軽巡クラスの大きさなので呉工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT社の艦船カラーのリノリウム色で塗装、そのほかはすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。

−照月(1942)の作例について−
「照月」は1942年に竣工し同年中に沈没しました。したがって、艦容の変化がないために竣工時仕様で建造しました。追加工作については「秋月」とほぼ同じなので、違うところのみ以下に示しました。
0.3oプラ棒により、甲板のリノリウム押さえ金具を再現しています。

・機銃類はPTの武装パーツを使用、機銃台に載せるのは三連装ではなく連装機銃となります。

・船体や上部構造物は、我が造船所の駆逐艦色である舞鶴工廠グレーを使用せず、軽巡クラスの大きさなので呉工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT社の艦船カラーのリノリウム色で塗装、そのほかはすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。

旧日本海軍 駆逐艦 初月1943・若月1944

<実艦について>

初月は秋月型4番艦として、1942年12月15日に舞鶴工廠で竣工しました。翌1943年1月15日には第10戦隊第61駆逐隊に編入されます。1943年3月より12月までトラック付近で輸送任務に従事しました。12月24日には僚艦「涼月」とウェーキ輸送に従事しますが、「
涼月」が敵潜水艦の攻撃を受けて被雷したため、本土に引き返します。1944年2月に空母「翔鶴」、「瑞鶴」を護衛、3月には空母「大鳳」の護衛します。同年6月にはマリアナ沖海戦に参加し、10月にはレイテ沖海戦に参加。レイテ沖海戦では機動部隊直衛として活躍しますが、空母部隊は全滅しました。10月25日、空母「瑞鶴」乗員を救助後、米艦隊に捕捉されて砲撃戦となり、被弾して沈没しました。

若月は秋月型6番艦として、1943年5月31日に三菱長崎造船所で竣工しました。第11水雷戦隊に編入されます。同年11月まではトラック付近で行動。11月2日のブーゲンビル島沖海戦に参加、11月12日に至近弾を受け損傷、横須賀へ入港し修理。1944年2月には僚艦「初月」とともに空母「翔鶴」、「瑞鶴」を護衛、3月には空母「大鳳」を護衛します。6月にはマリアナ沖海戦に参加し、「大鳳」の直衛を勤めます。6月28日には軽巡「大淀」を護衛して横須賀へ入港。10月にはレイテ沖海戦に参加し機動部隊の護衛に従事。同年11月にオルモック輸送作戦に参加しましたが、敵機の爆撃を受け沈没しました。

<キットについて>

1/700秋月型のインジェクションキットは、ウォーターラインシリーズ(WL)のアオシマ、スカイウェーブシリーズ(SW)のピットロードおよびシーウェーイモデル(SWM)のフジミから発売されています。
WLキットは現在のリニューアル作業の初期作品となり、フジミ製品がシリーズより欠落した穴埋めとして開発されました。約10年前となる発売当時の感覚ではシャープなキットでした。現在では、モールド不足が目に付くキットです。また、付属の小型艦艇用艤装パーツセット内に本来使用するべきものが不足していることから、短艇や探照灯などに誤りが見受けられます。WLでは秋月型が6隻発売されており、このほかに限定版として2隻が発売されたことがありました。6隻は3回の発売(1回につき2隻)によってラインナップしました。「初月」と「涼月」はこの3回の発売中、最後に発売された2隻となり、「初月」は1944年、「涼月」が1945年の姿を現しています。
今回は「初月」を後部高射指揮装置を撤去していない頃の1943年時仕様、「涼月」を6番艦「若月」として1944年10月頃のレイテ沖海戦前の対空機銃増備状態として建造しました。WLキットでの建造は、前記のとおり、探照灯や短艇を別途調達する必要があります。WLの大型艦艇用艤装パーツがあれば、特に問題ありません。
なお、「涼月」のキットは1945年頃を再現する場合、艦橋形状が実艦と異なっており、この部分が気になるところです。以前、限定版として実艦に正確な形状の艦橋パーツが入っていた限定版が発売されたことがありました。

<作例について>

−初月(1943)の作例について−
「初月」のキットは1944年時仕様ですが、これを僚艦「秋月」の第3回目の対空機銃増備状態(1943年)で建造しました。以下の追加工作を行っています。
0.25o×0.5oプラ棒により、舷外消磁電路を再現しています。
・煙突後部の既存の機銃座には連装機銃を装備します。
・機銃類はPTの武装パーツを使用。
0.2o真鍮線により、甲板のリノリウム押さえ金具を再現しています。
・艦橋頂部の94式高射指揮装置はリニューアルパーツを使い、下部を削除して使用しています。
・後部の高射指揮装置は測距儀がなかったようなので、両脇のものを削り落としています。
・艦尾の爆雷投射機と装填台はピットロード(PT)の武装パーツに置き換えています。
・船体側面の窓を0.6o径ピンバイスにて再現しています。
・探照灯は90pのものが正解です。WLの大型艦艇用武装パーツより調達します。
・短艇類も9mカッターと内火艇が正解ですので、WLの大型艦艇用武装パーツより調達します。
・主砲塔は砲身間のフレームが不足しているので、プラ棒にて再現。砲塔側面の窓も再現しました。また、砲身はちょっと実艦と違いすぎるので、0.5oプラ棒に変更しました。
・艦尾の両舷にプラ棒にて爆雷を再現しました。
・前部マストトップの21号電探は、限定版の「春月」よりエッチングパーツを調達しました。
・艦尾形状はプラ板とパテにて末広がりに修正しています。
・船体中央部の機銃台下部の方位測定室が再現されていないため、プラ棒にて再現。探照灯下部の後部操舵室も円柱ではなく四角柱なので、プラ板で形状変更しています。
・前マストは0.4oプラ棒を追加し、実艦に近づけました。
船体や上部構造物は、我が造船所の駆逐艦色である舞鶴工廠グレーを使用せず、軽巡クラスの大きさなので呉工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT社の艦船カラーのリノリウム色で塗装、そのほかはすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。

−若月(1944)の作例について−
「涼月」のキットを使い、1944年10月のレイテ沖海戦前の「若月」としました。僚艦「秋月」のレイテ沖海戦時を参考とすると、海戦時には艦載艇を一部陸揚げし、空きスペースには単装機銃を装備していたようです。したがって、作例では短艇類をそのまま搭載している姿で単装機銃類を装備しているレイテ沖海戦前としました。機銃配置は「若月」の装備位置が不明なため、僚艦「秋月」の装備位置となっています。
作例の最もアピールしたい部分は、後部高射指揮装置が25o三連装機銃になっていることと、艦尾に爆雷投下台が装備されていることです。1943年時の「初月」と比べていただければ、艦容の変化がわかると思います。
追加工作については「初月」とほぼ同じなので、違うところのみ以下に示しました。
・艦尾の爆雷投下台はPTの武装パーツを使用しています。
・単装機銃はPTの武装パーツを使用しています。
・前部マストトップの21号電探は、ハセガワのエッチングパーツシリーズより調達しました。
船体や上部構造物は、我が造船所の駆逐艦色である舞鶴工廠グレーを使用せず、軽巡クラスの大きさなので呉工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT社の艦船カラーのリノリウム色で塗装、そのほかはすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。