1/700 Pit Road Kit
海上保安庁 巡視船 PL-07 さつま
JAPAM COAST GUARD PATROL VESSEL ERIMO CLASS
PL-07 SATUMA |
参照
海人社 世界の艦船 No.660 特集 海上保安庁
モデルアート No.714 2006年11月号 |
2006年9月25日製作開始 |
製作開始
- PT社より発売されたNEWキットの巡視船さつまの製作を開始する
- エッチングパーツはなるべく控えめに使い、製作したいと思います
- 船体は多少バリがあるが、サンドペーパーで綺麗に削り落とす
- 甲板部分の接着(合いはPTオリジナルキットだけにピッタリです)
艦船模型倶楽部
艦船模型倶楽部
ホースパイプ
- ボラード部分の側面にホースパイプがあるので、位置決めし、ピンバイスで穴を両側に開け、デザインナイフでカットし刳り貫く
- リューターや紙やすりで整形する
- 前部・後部に合計12ヶ所開ける
艦首の細工
- 艦首のブルーワーク部分に構造材(0.3oプラ棒)を貼り付ける
- ニッパーで綺麗にカットし、揃えた後に、ペーパーで軽くサンディングする
防舷材
- 両舷側面の防舷材を0.4oプラ棒で再現する
- 舷窓があるようなので、箱絵を元にピンバイスで開口する
前部構造部Part1
- 艦橋部分を組み立て
- 3段手摺の取り付け
- 30ミリ機銃の銃座ブルーワークに補強リブを0.2ミリ真鍮線で再現する
- 艦首部分に手摺と旗竿の取り付け
船首部工作
- 30ミリ機銃座にドアがあるのでプラ板で再現する
- ホーサーリールの取り付け(H社のエッチング使用)
- 箱絵にアンカーが置いてあるので、エッチングのアンカーを置いてみました
- アンカーチェーンのモールドを削り落としエッチングのアンカーチェーンに変更
- 真鍮線を丸めて救命浮輪を作り手摺に取り付ける
前部構造部Part2
- 艦橋トップに3段手摺の取り付け
- マストを真鍮線とプラ棒で作り替え、2段手摺・一段手摺の取り付け
- レドームの支柱を真鍮線に取替て取り付ける
- 航海灯を真鍮線とプラ板で作り替える
- ラッタルを取り付ける
ボートダビット
- ボートダビッドを取り付ける前に、ボートダビットの後に色々装置などがあるようなのでプラ角棒をカットしてそれらしくする
- ボートダビッドを取り付ける
- クレーンフラットを左右に取り付ける
- クレーンフラットの下に支柱のようなものが何本か見えるので0.3oプラ棒で再現する
- 3段手摺の取り付け
煙突
- 左右の煙突を組み立てる
- 駅員さんのMA誌の作例記事を参考に、煙突頂部に排気管をプラ棒にピンバイスで穴を開けて追加した
- クレーンフラットの後部にラッタルを取り付ける
- 3段手摺の取り付け
- 艦尾の旗竿を真鍮線で再現する
塗装
- 細かい部品を取り付ける前に、船体の塗装をする
- まず全体にクレオス316番ホワイトを吹き付ける
- 甲板面にクレオス66番デイトナグリーンを吹きつけ塗装する
- 船体色・甲板色・グレーを使って筆で塗り分けをしていく
デカール
- ヘリ甲板上にデカールを張るが、付属の物は見事に失敗した。
- PT社の現用艦用デカールに白線があったので、それを使い、スケールで計りながら1本ずつ張っていく
- Hのマークは予備が付属されているので、そちらを使用する
- 煙突の上部を艶消し黒で塗る
- 甲板上の突起物をクレオスの外舷22号色で塗り分ける
煙突の塗り分け
- 煙突部分にマスキングテープを貼付けて、ブルーで塗り分ける
- 毛細管現象でどうしても塗料が食み出るので、白色でタッチアップする。
- デカールを貼り付ける
- エナメル塗料のフィールドグレーと艶消し黒の混色で、窓部分をスミ入れする
ラッタル
- ヘリコプター甲板後部にラッタルを取り付ける
- クレーンフラットの支柱部分に3段手摺を取り付ける
20ミリ機関砲フラット
- 20ミリ機関砲を316番ホワイトと60番デイトナグリーンで塗り分ける
- ラッタルを塗装後艦橋部分に取り付ける
- 20ミリ機関砲フラットがラッタルに干渉する部分をカットし、取り付ける
- 3段手摺を取り付ける
兵装
- 20ミリ機関砲をアメリカ海軍20ミリ機関銃のエッチングを使用して作る
- 30ミリ機関砲の砲身を0.4ミリ真鍮パイプに変更する
- 左右クレーンを畳んだ状態に作りかえる
30ミリ機関砲
- 30ミリ機関砲を塗装後に取り付ける
- 20ミリ機関砲を塗装後取り付ける
- 左右クレーンを塗装後取り付ける
展示ベース
- カワイ木工の木製展示ベースにペーパー(400番)かけする
- 今回は自然塗料のオスモカラーウォールナット色を刷毛で塗装する
- 乾燥後にオスモカラークリヤーを同じく刷毛塗りする
海面製作Part1
- 海面の部分をマスキングテープでマスキングし、400番のサンドペーパーで海面部分のサンディングする
- ジェッソ(白色地塗り剤)にディオキサイジンパープルを混ぜ塗り、下地を作る
海面製作Part2
- 海面部分をフタロシアニンブルー・フタログリーンイエローシェードの混色にジェルメディウムを加え、筆塗り塗装する
- 半乾きの状態でマスキングテープを外す
艦首波@
- ブレンデッドファイバーとヘビージェルメディウムで艦首波を作る
- 同じく舷側の波を作る
- 艦尾の航路をヘビージェルメディウムとレジンサンドで作る
- 波が乾燥後にフタロシアニンブルー・フタログリーンイエローシェードの混色を塗りつける
艦首波A
- 盛り上げた波にチタニウムホワイトを塗っていく
- 波の間をチタニウムホワイトをドライブラシで表現する
- 艦尾の航路をチタニウムホワイトとパールホワイトで塗る
海面ベースの完成です
これからマストの艤装と船体デカール張りです
レーダー
- レーダーA・Bを真鍮帯金と真鍮線・プラ棒で作り替え取り付ける
- レドームの支柱を真鍮線・極細銅線に変更する
マスト
- マスト頂部を真鍮線で取り付ける
- 方向探知機のような装置が付いているので、ジョーワールドのエッチングで取り付ける
艦載艇
- 7.5m型潜水支援艇を右舷側に、7m型高速警備救難艇を左舷側に取り付ける
- ボートダビットの平面をガンメタリックで塗装
- 両舷にライフコンテナ甲板を塗装後に取り付ける
デカール
- 駅員さんのアドバイスを元に、喫水線付近をグリーンで塗装(↓が駅員さんアドバイス全文です)
- 喫水線付近が、緑・・・赤・・・
皆さん色々な海保船艇の船底色で悩まれているようですが、いわゆる巡視船に使われているのは加水分解式の防汚消耗塗料で消耗の度合いが分かるように分解時に緑青色になる塗料を使っています。
※加水分解式塗料とは航行中、常に塗膜が海水で溶解し洗われ有効成分が表面を覆う塗料。
- それまでも加水分解塗料は水銀、亜鉛、錫などの金属により藻貝類の附着を防止してきましたが、海保ですから海洋汚染にいち早く対処しなくてはなりませんので、現在ではどの成分も含まない環境にやさしい塗料を使っていることになっています。
- ですからロールアウト時、または船渠での定期修繕直後等には鮮やかな赤を航海が進んで海に馴染んできた頃を表現したい場合には緑を塗ればいいと思います。
- PT社の箱の裏面の塗装ガイドでは喫水線近くを塗り分けるように指定していますが、上記の理由により1/700では全く塗り分ける意味がないので、喫水線モデルでは赤か緑か選んで塗るのが良いかと思います。
フルハルで作る場合は新造時やドッグ入りした直後が殆どですから赤だけで塗る方がいいと思います。
- 因みに緑の塗料は、グリーンマックス鉄道カラーの36番「青緑1号」が最適かと思いますのでお試しあれ。
- 付属のデカールを貼り付ける
- ライフコンテナ甲板に手摺を取り付ける
ライフコンテナ
- 現用艦装備セットよりライフコンテナのパーツを流用し、ライフコンテナ甲板に取り付ける
まもなく完成↓
- アンカーを取り付ける
- アンテナを0.058ミリテグスで再現する
- マストに張り線をする
- 艶を整える為に、艶消しクリヤーを吹き付ける
完成です
- フィギュアを塗装後に配置する
- クレーンを両側に取り付ける
- ダークシーグレー(エナメル塗料)でウォッシングする
2007年5月19日 完成です
昨年の9月に製作を開始し約半年かかりましたが、完成しました。
今年4隻目の完成です