1/700 Pit Road Kit
旧日本海軍 駆逐艦 秋月1944
Imperial Japanese Navy Destroyer AKIDUKI 1944 |
参照
ダイヤモンド社 日本海軍艦艇写真集 駆逐艦
モデルアート 艦船模型スペシャルNO.3 空母機動部隊 直衛隊
学習研究社 秋月型駆逐艦
グランプリ出版 軍艦メカ図鑑 日本の駆逐艦 |
2006年2月3日製作開始 |
2006年5月25日 モデルグラフィックスNO.260 2006-7月号掲載 |
船体の組立
- 離型剤が少し残っている様なので、キットを中性洗剤を薄めた液の中に一晩つけ、要らなくなった歯ブラシで洗浄する
- 少しバリがなどがあるので、カッターやノミで落とす
- 舷外電路がモールドされているが、エッチングに変更の為、削り落とす
- 艦首部に若干のヒケがあるのでパテ埋めしておく
- 左右の船体を接着後、台座固定のナットを取り付け、反り止め防止にプラ角棒を接着する
船体は左右分割タイプで、側面に鋼板継ぎ目がモールドされている
給気筒
- 煙突基部部分にモールドされている蒸気捨管を削り落とす
- 煙突両サイドの給気筒の形状が違うので、鑿やリューターで整形する
艦尾フェアリーダー
- 艦尾のフェアリーダーのモールドを削り、オーバースケールですがJW社のフェアリーダー(エッチング)を取り付ける
- 後部両舷にも同じく取り付け
- 爆雷軌条をFM社のエッチングパーツに変更する
- 舷外電路の取り付け(JW社のエッチング)
リノリウム押え金物
- キットにはちゃんとリノリウム押え金物がモールドされているが、思い切って金属線に変更してみた
後部構造物
- リールを取り付ける(H社のエッチング使用)
- 各所に通風筒をプラ棒で再現し、取り付ける
- 機銃座の取り付け(FM社のエッチングを使用)
- 図面を元にドアを取り付ける(H社のエッチング使用)
- 木材置き場用のアングルを3ヶ所取り付ける(JW社のエッチング使用)
リノリウム押え金物
- 前甲板のリノリウム押え金物モールドを削り、金属線に変更する
- 鉄甲板の一部がリノリウムなので、モールドを削り取り、押さえ金物を金属線で再現する
- 煙突脇の一番缶給気口に金属線で凸モールドを再現する
ファンネルキャップ
- 煙突頂部のキットの雨除け格子のモールドを削り取る
- リューターで煙突上部を開口する
- 金属線で雨除け格子を再現する
煙突周り①
- 蒸気捨管を5㎜の真鍮線・真鍮パイプで再現する
- ジャッキステーの取り付け(エッチングメッシュを使用)
- 汽笛を金属線で再現
- 給気筒カバーを取り付け後、隙間をパテで埋める
煙突周り②
- 通気管を真鍮パイプで追加工作する
- 煙突支索を金属線で再現する
舷窓蓋
- エバーグリーンのプラ板を0.85ミリのポンチで打ち抜き。キット両舷の窓に貼り付けていく
- 艦首2段目の舷窓は秋月さんのアドバイスにより、0.65ミリのポンチで打ち抜いたプラ材を接着後、サンドペーパーで面一に均す
中部機銃座
- キットのブルーワーク部分や滑り止めのモールドを削り落とし、FM社の滑り止めメタルプレートをカットして張り付ける
- 機銃座の支柱をプラ棒で作り変える
- 前部機械室給気口をプラ角棒で追加する
- 魚雷運搬軌条は発射管後部へスイッチバックする部分を削り落とし、その後0.3㎜角のプラ棒を貼り付ける
- 2段手摺の取付
- ブルーワークをFM社の帯金プレートで作る
- JW社のループアンテナの取付
- JW社の25㎜3連装機銃の取付
スキットピーム
- スキットビームは薄く削った後に、ピンバイスで開口する
- 側面にエッチングの丸穴プレートを貼り付ける
煙突脇機銃座
- FM社の機銃座を奥行き6ミリにカットし組立、支柱をプラ棒で再現し煙突両脇に取り付ける
- 25㍉弾薬包筐を両機銃座に配置する(JW社のエッチング使用)
九二式四連装魚雷発射管
- 両側に出入口扉をつける
- 前・側部窓をブラ板を細かく切り取付
- 両側のジャッキステーを伸ばしランナーで再現
- 一段手摺の取付
- プラ棒の先端を丸く削り、発射管の先端に魚雷として取り付ける
65口径九八式10センチ連装高角砲
- ジャッキステーを伸ばしランナーで再現
- ポンチで打ち抜いたプラ材を窓蓋として取付
- 後部機銃座にJW社の25mm3連装機銃を取り付ける
煙突両脇の機銃座にJW社の25㎜3連装機銃を取り付ける
2番砲塔部の突起やジャッキステーをプラ材で再現する
防弾板
- エッチング帯金を使い防弾板を両側に再現する
- 25mm単装機銃基部を取り付ける
- ボートダビットの取付(FM社のエッチング使用)
- 25㍉弾薬包筐を各所に配置する(JW社のエッチング使用)
リノリウム
PT艦船カラーのリノリウム色を塗装する
65口径九八式10センチ連装高角砲②
- ジャッキステーを伸ばしランナーで再現
- ポンチで打ち抜いたプラ材を窓蓋として取付
- 後部機銃座にJW社の25mm3連装機銃を取り付ける
- 後面に出入口をプラ板で取り付ける
船体色塗装
エアブラシ(細吹き)でクレオス舞鶴海軍工廠カラーを塗装する(マスキングはしないのでリノリウム色にはみ出さない様に注意する)
はみ出た部分や細かいところを筆塗りでタッチアップする
艦橋
- 実際は遮風装置があるのだが、再現されていないのでプラ板を斜めにカットし、それらしく取り付ける
- 資料によれば上部艦橋防空指揮所に13㎜単装機銃があるようなので、FM社のエッチングパーツを取り付ける
- 上部艦橋防空指揮所の木製グレーチングをエッチングメッシュで再現する
- 12センチ高角双眼望遠鏡・12センチ高角双眼望遠鏡五型をプラ棒を加工し上部艦橋防空指揮所に取り付ける
- 艦橋両側にドアを取り付ける(H社のエッチング使用)
- エッチングメッシュをカットし、ジャッキステーとして取付る
完成です
2006年4月2日
土嚢などの細かい部分の塗装
全体をウォッシングする
錆などをエナメル塗料で書き込む
鮎釣用の金属性糸とパンストで張り線をする
最後にクリヤー(艶消し)を吹き付ける
前部マスト
- 資料を元に真鍮線でマストを組み立てる
- ハンダが苦手なので、瞬間接着剤で組立後、マストの強度確保の為各接合部分にエポキシ系接着剤を点付けする
25mm単装機銃
- 25mm単装機銃を組立後、各所に取り付ける
- マストに二号一型電波探信儀を取付後、マストを船体色で塗装する
後部マスト
- マストを真鍮線で組み立てる
- マストに一号3型電波探信儀を取付(JW社のエッチングを使用)
爆雷充填台
- 爆雷充填台の取付(H社のエッチングを使用)
- 後部4番65口径九八式10センチ連装高角砲塔の取付
65口径九八式10センチ連装高角砲 砲身
- 前部一番65口径九八式10センチ連装高角砲塔の取付
- クリッパーモデルの金属砲身を取り付ける
土嚢
- エポキシパテを棒状にこね、カッターで小さくカットしていく
- 硬化後、各所に配置する